My virtual Japanese notebook subject to my whimsy.

2013年6月13日

読書レベル:海の向こうで戦争が始まる

「海の向こうで戦争が始まる」
村上 龍



女は手を振っている。
 顔をこちらに向けて僕を見ている。逆行のためよくわからないが笑っているのかも知れない。もし笑っているのだったら子供のような笑い顔だ。まるで初めて海というものを見た夏の子供。緑と銀のストライプの水着。
 首筋のあたりで真珠の首飾りのように光っているもの、汗だろうか、それともさっき海に入っていた時の水滴だろうか、からだに張られた日焼け止めのオイルの表面に乗っている。
 カーブを描いてうんざりする程遠く延びた海岸には、あの女と僕以外誰もいない。
 海岸の砂は細かくて、手で握りしめても砂時計のようにこぼれ落ちてしまう。
 三本のピーチバラソルがある。一本は遙か遠くに少しだけ傾いて、日本目は赤いやつであの女の物と思われる衣類や化粧品や煙草やサングラス、三脚付きの一眼レフのカメラ、バスタオル、ヘアブラシ、たぶんラムパンチが肺っていたのだろう、ストローが二本さし込んであるパイナップル、透明なビニールバッグ、三本目の影には僕が寝転んでいる。

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(村上の書き方)遙か-->遥か(現在の書き方)

次のページの超難しい漢字:
稜線
翳す
軽機関銃
耳朶
珊瑚
罅割れる
網膜

喚声
顕微鏡
大群衆

この漢字は難しすぎる~!!

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